
「就学援助制度」をご存知ですか?
小中学校に通う子どもの学用品費、給食費、修学旅行費などの教育費を
援助してもらえる制度です。
申請できるのはひとり親だけではありません!
ぜひ一緒に見ていきましょう。
所得制限額や援助の内容は、自治体によって異なる場合があります。
必ず、お住いの自治体に内容の確認を取ってくださいね。
就学援助制度と児童扶養手当の違い
児童扶養手当とは…ひとり親家庭を対象とした支援制度
就学援助制度とは…ひとり親に限らず、どのご家庭でも対象となる支援制度
ひとり親に限らず、ご家庭全体の所得が一定額を下回っていた場合、給食費や学用品費などを
支援してもらえます。
所得の基準の最終判断は行政がしますので、対象かどうか迷った場合はまずは申請をしてみること
をオススメします。
児童扶養手当と就学援助制度は、両方同時に受けることができます。
また、小中学校に通う子どもが複数いる場合は全員援助を受けることができます。
就学援助の対象となる方
- 生活保護を受給中の方
- 生活保護を停止、または廃止された方
- 児童扶養手当を受給中の方(児童手当、特別児童扶養手当とは異なります)
- その他経済的にお困りの方(同一生計の者全員の所得が基準以下)
などが挙げられます。
その他、市民税非課税や国民健康保険税の減免、など自治体によって対象となる基準が
あることがあります。
自治体のHPや、窓口などで一度問い合わせてみて下さい。
支援してもらえる内容
こちらも自治体によって内容が変わる場合があります。
例として、私が住んでいる地域の就学援助は以下の通りです。(端数は四捨五入)
内容 | 支給額(小学生) | 支給額(中学生) | 支払い時期 |
学用品費 | 12,600円 | 22,700円 | 7月、12月、3月 |
通学用品費 | 2,300円 | 2,300円 | 7月、12月、3月 |
新入学用品費 (新1年生) | 57,000円 | 63,000円 | 7月 |
校外活動費 (宿泊あり) | 3,700円 | 11,000円 | 実施学期 (7月、12月、3月) |
校外活動費 (宿泊なし) | 1,600円 | 2,300円 | 実施学期 (7月、12月、3月) |
修学旅行費 | 限度額 22,700円 | 限度額 56,000円 | 実施学期 (7月、12月、3月) |
学校給食費 | 実費 | 実費 | 7月、12月、3月 |
気をつけて欲しいのは、まずは一度支払いを行い(口座から引き落とされ)、
その後支払った分がまとめて口座に支払われるということです。
その支払われる時期が、学期末になります。
一度は支払いをしなければならない、ということは覚えておいて下さいね。
まとめ
就学援助制度は、生活保護家庭やひとり親家庭だけではなく、所得を基準に審査をされるので
小学生や中学生のお子さんがいらっしゃれば審査の対象となる制度です。
お子さんが小学校や中学校に入学するタイミングで申請し、認定されれば
一年生だと支給・減免される金額がかなり大きくなります。
(自治体によっては10万円を超えることもあります)
年度の途中で、ご家族の病気や事故などで経済状況が変わった場合でも、
そのタイミングで申請を受け付けていますので
ぜひ状況に応じて活用していただけたらと思います。
何度もお伝えしていますが、就学援助の内容・支援金額は自治体によって異なります。
必ず、お住いの自治体ホームページにて内容等ご確認下さいね。
読んでいただきありがとうございました。
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